本当の三種の神器って何?
スサノオはまずクシナダヒメに術をかけ、
その姿を櫛に変えると自分の髪にさして彼女を隠します。
愛する女性を肌身離さず側に置き、
必ず守り通すと覚悟を決めたのです。
次に八つの桶に八塩折(はちしおおり)の酒という
とても強い酒を入れ、ヤマタノオロチの襲来を待ち構えました。
酒の芳香に誘われたヤマタノオロチは
八つの頭を酒の入った桶にそれぞれ突っ込んで、
一心不乱に飲み始めます。
ヤマタノオロチが酔って寝入ったのを確認すると、
スサノオは剣を抜き、その身体をズタズタに
切り裂いたのです。
オロチの尾っぽを切った時、
何かにあたって、剣の刃先がこぼれました。
中を開いて見てみると、見事な剣が出てきました。
これが三種の神器の一つである
“天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)”であり、
スサノオはこれを姉であるアマテラスに献上し、
クシナダヒメと結婚し、あとは幸せに暮らしました。
「ねーやん、ごめんなあ。俺、彼女と結婚してもう落ち着くし」
<○○退治には交換条件があった! 因幡の白うさぎを助けた心優しい神様>