○○寺は春秋のライトアップが幻想的
高台寺は、豊臣秀吉の正室ねね(北政所)が、
秀吉の死後、その菩提を弔う為に開創したお寺です。
春秋のライトアップには特に多くの参拝者が訪れます。
門を入ると、庫裡(くり)の正面に“夢”と
墨で書かれた大きな文字。
照らすのは、ろうそく一本のほの暗い明りだけ。
庭園の白砂の上をたった一本の光の筋が、
彩りや場所や奥行きを切り替えながら、
数十秒後ごとに走ります。
例えば外国、特にアメリカなんかだと、
芸術品や国宝級の宝物は
まばゆいばかりのライトで全開に見せる。
けれどもここ高台寺の一瞬で全部見せてしまわない見せ方は、
決してもったいぶった演出なのではなく、
これも侘び寂びの一つ?
見る人の心に感じる隙間を与えるものではないでしょうか。
“夢”というたった一文字や頼りない明かりや光と影の移ろいが、
その人のその時の気持ちのありようで、
力強くも儚くもどうにでも映る。
わたしにはそう思えます。
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