豪華絢爛!秀吉カスタマイズのお堂
高台寺造園に際して、徳川家康は当時の政治的配慮から
多大な援助を行ったので、寺観は壮麗をきわめていたといいます。
しかし、たびたびの火災のため多くの堂宇を失い、
現在残っているのは、開山堂と、霊屋(おたまや)、
傘亭、時雨亭、表門、観月台等であり、
これらが現在国の重要文化財に指定されています。
開山堂とは、高台寺第一世の住持を祀る塔所です。
霊堂部中央の彩色天井には、
北政所の御所車の天井が用いられています。
前方の格子天井には秀吉が使用した御船の天井で、
これは、朝鮮出兵の際に使用された船の天井ではないかと
言われているそうです。
秀吉好みの金箔が、しっかり格子に残っています。
開山堂東の臥龍池(がりゅうち)、
西の偃月池(えんげつち)を中心とした庭園は、
国の名蹟、名勝に指定されています。
偃月池に配置された観月台は、
屋根の下から観月するための建物です。
昔、ライトアップで訪れた時、演奏家がここで生演奏をしており、
幻想的で雅な風情を楽しむことが出来ました。
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