祭りに始まり祭りに終わる京都の夏
京都の夏の始まりを告げる祇園祭は、
元々疫病退散を祈願するためのお祭りです。
そりゃこんだけ暑かったら、病気も流行るであろうと
現代人なら納得しますが、当時の人々は、疫病や災難は
疫神や政争で非業の死を遂げた怨霊のせいであると考え、
その魂を鎮めるようにと八坂神社が
お祀りするスサノオノミコトに祈った
御霊会(ごりょうかい)が祇園祭の始まりです。
祇園祭の鉾のてっぺんに付いている槍は、
元々は木の棒のようなものだったらしく
これに悪霊を依り憑かせて、後で燃やしたり壊したりして
疫神を退治したとされています。
一方、京都の夏の終わりを告げるのが、
お盆にお迎えしたご精霊をお送りする“五山送り火”
右大文字、妙、法、船形、鳥居、左大文字。
山は六つですが、妙・法は二つで一つなので、計五つ。
よく「大文字焼き」という言葉が使われますが、間違いです。
正しく“五山送り火”です。あくまでも。
東山にほど近いわたしの自宅からでも送り火が見えます。
しかしながら、位置的に横からしか見えないので、
いったいなんの字が燃えているのかわかりません。
東山だから、右大文字のはずですが。
なんか赤くて、煙がモクモクと出てる。
山を燃やすって、考えたらスゴイ。
山で文字や絵を描くって・・・
実際燃やしているのは、割木であり、山の火床で焚き燃えきった
炭は“消し炭”といい、家庭の厄除け、魔除けになります。
家づくりは大変な作業です。細かい部分はすべて自分たちで決めていかなければいけません。
後悔しない家づくりをするためには、基礎知識をしっかり理解しておく必要があります。
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<伝統を守りながら生きる京都の今 時代も超えるこれも京都ひとつの納涼?>