因幡の白うさぎのお話〜下巻〜
ウサギの予言した通り、この後ヤガミヒメとオオクニヌシが
結婚し、めでたしめでたしになるのかと思いきや、
そう素直にはいきません。
ヤガミヒメが自分達の求婚はね付け、
こともあろうに自分より下だと思っていたオオクニヌシを
選んだものですから、兄弟たちは激怒し、
オオクニシを殺そうと何度も襲いかかります。
にっちもさっちも行かなくなったオオクニシは
黄泉の国を治めるスサノオに助けを請うのです。
そこで、彼を迎えに訪れたスサノオの娘である
須世理毘売(すせりびめ=以下スセリビメ)と
ひと目で相思相愛になり、
彼女も妻として迎え入れることになるのです。
ちょっと待て〜!!!
て、なりませんか?
オオクニヌシはスサノオの孫であり、
スセリビメは、娘です。
無茶苦茶近親者やん・・・てか、
スセリビメ、いくつやねん。
このように、神の世界では、愛は立場も年の差も一気に越えてしまいます。
確か、育ての親である叔母を娶った神もいます。
そんなことはさておき、
人を(ワニを)騙しちゃいかんよ。
最後の最後まで、気を抜くのもいかんよ。
うさぎよ。
こいつは、“うさぎとカメ”に出てくる
ウサギと同一なんでは?と疑ってしまいます。
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